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『見栄を張る』劇場公開スタート!

こんにちは、harakiri filmsの今井太郎です。釜山に来てインフルエンザにかかったり、学校も始まったばかりでばたばたしていたので、告知が遅れてしまったのですが、3/24から僕がプロデュースした『見栄を張る』の劇場公開が始まりました!

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藤村明世監督長編デビュー作『見栄を張る』

主演:久保陽香

3/24〜3/30の上映スケジュール
横浜シネマリン 17:20〜
ユーロスペース 19:30〜

3/31〜4/6の上映スケジュール
横浜シネマリン 16:30〜
ユーロスペース 19:30〜(4/1のみ18:00〜)

横浜シネマリン
https://cinemarine.co.jp/to-prosper/

ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000243

この作品は2年以上前に、藤村明世監督始めスタッフと出演者と和歌山の皆さんと一緒に一生懸命作った思い入れのある作品です。藤村監督がCO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)からもらった助成金で作った映画なのですが、助成金だけでは作れる作品ではなかったので、クラウドファンディングでたくさんの人々にご協力頂き、藤村監督と僕自身もお金を借りたりして作り上げました。

僕は3年前に会社を辞め、インディペンデントの映画プロデューサーとして食っていこうと決めたのですが、すぐにこの企画にめぐりあえて本当によかったと思っています。その後経済的にはかなり厳しい状況が続いているのですが、色々な人に助けられてきました。そして、精神的に頑張って来れたのは、みんなで作ったこの作品を世界中の映画祭に出品して、全国劇場公開を実現させたいという強い思いがあったからだと思います。

藤村監督の強い意思にも支えられてきました。最近はたくさんの若い監督とお付き合いさせて頂いていますが、藤村監督のやると決めた事はやりとげる意思の強さは、僕の知っている監督の中では一番だと思います。この監督はこれからもっと大きな舞台で活躍していくでしょう。

という僕にとってはかなり思い入れの強い作品なのですが、観て頂いたお客さんからTwitter等でたくさんの反響を頂いています。ぜひ、もっと多くのお客さんに劇場で観て頂きたい映画です。横浜シネマリンとユーロスペースは4/6までですが、毎日満席になる位お客さんが来て頂ければ、もっとたくさんの劇場で公開できて、全国の皆さんにも観て頂けると期待しています。

Filmarksでもたくさんのレビューを頂いています!
https://filmarks.com/movies/67470

 そして是枝裕和監督からもコメントを頂きました!

 http://cinefil.tokyo/_ct/17151145

 是枝裕和監督は20年ほど前に「幻の光」を観てからずっと大ファンで、今でも一番好きな邦画は何か聞かれたら「幻の光」と答えてます。そんな是枝監督からコメントを頂けたのは感慨深いです。

この規模の自主制作映画で制作費を回収するのはほぼ不可能なほどハードルが高いのですが、何としてでも成功させて新しい成功事例を作りたいと本気で考えています。この映画が成功すれば、また次の作品に投資できるので、もっとこれからも面白いオリジナル作品を皆さんにお届けできるようになります。持続的に面白い作品を作り続ければ、日本のインディペンデント映画業界の発展につながると信じています。

本来であれば劇場に毎日足を運んでお客さんにご挨拶すべきなのですが、今後の活動の為に釜山のAsian Film Schoolという学校に留学中でビザの関係で一時帰国が出来ません。皆さんには毎日劇場に来て頂けたらうれしいのですが(笑)、ご家族やお友達に猛烈プッシュして頂いたり、TwitterでツイートとRTしまくって頂いたり、FIlmarksにレビュー書いて頂いたりすると絶対大きな原動力になるので、強くお願いしたいと思います。

ぜひ、劇場に足を運んでください!皆さんの期待は裏切りません。老若男女、赤ちゃんからひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんまで楽しめる映画ですが、特に何かにくすぶっている若い女性に観て頂きたい映画です。

映画はお客さんに観て頂いて初めて意味があるものですので、皆さんのお力をどうかお貸しください。よろしくお願いします!

 

『見栄を張る』プロデューサー 

今井太郎

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そろそろ生活費を稼がねば

会社を辞めて1年と4ヶ月。映画の方は色々と人脈が広がって、思ったよりも順調なのですが、作った映画で収入を得れるようになるにはまだ数年かかりそうです。 

そもそも貯金がない僕がどうやって生活しているかというと、Airbnbというホームステイのサービスをやっていて、海外から大阪に旅行にやってくる人をうちの空き部屋に泊めて収入を得ています。さらに、一緒に活動している監督、脚本家、カメラマンに泊まる場所を提供したり、掃除してもらったりして、彼らに僅かながらおこずかいを与え、創作活動に専念できる場を作ろうとしています。 

詳しくは去年書いてもらった、irodoriさんの記事を読んでみてください。 

 https://irodori2u.co.jp/k00108/

自主制作映画で儲けるのは難しいのは誰でも分かる事ですが、ちゃんと儲ける計画は立てています。しかし、計画通りにいったとしても儲かるようなるには後2年はかかると思ってます。それまでの収入源としてAirbnbを頼りにしているのですが、去年に比べて今年は競争が激しくなり、さらに円高で厳しい状況が続いています。 

 このままでは年末までに破産か(笑)と思っていたら、神は救いの手を差し伸べてくれるもんですね。

商社で働いていた頃に付き合いのあった東南アジアのおっちゃんがとある商売をやらないかと声をかけてくれました。イタリアに日本未上陸の最高級シーツメーカーがあって、日本向けの販売をやらないかという話です。

元々は前に働いていた商社に来た話なのですが、高級すぎて大きな会社としては扱いにくいって事で、僕の元上司が僕に話を振ってくれました。わがまま言って会社辞めたのに、本当に頭が上がりません。

で、その東南アジアのおっちゃんですが、先週、イタリア人と一緒に大阪にやってきました。商売が決まりそうであれば、会社を作る金を送ってやるし、この商売で生活費を稼ぎながら映画を作ればいいと。 

このおっちゃん、前からすごい尊敬している人なのですが、いわゆるビジネス本に書いてあったり会社で教わる経営論とは全く違う方法で世界中でビジネスを展開しています。この人ともう一人めっちゃ尊敬している人がいるのですが、二人とも一緒にいるだけで勉強になります。前の会社でそういう人と仕事ができたのは幸運でした。

そんなおっちゃっんが応援してくれると言うので、なんとしてでもこの商売はものにせねばと思って、「見栄を張る」で遺影役で出演して頂いたイタリアンレストランのオーナーに相談に行ったら、なんと数日後、梅田の百貨店のインテリア部門の社長に 会わせてくれました!

そのイタリアンのオーナーもデザイナーからワインのソムリエまでやってる凄い人なのですが、そのインテリアの社長も巨大な組織の社長にしてはかなり若くおしゃれで、またまた凄い人に出会ってしまったと感じました。

百貨店に商談にいったついでに、ワインコーナーでワインおごってもらいました。 

百貨店に商談にいったついでに、ワインコーナーでワインおごってもらいました。 

 

この商売もそう簡単にはいかんと思いますが、映画で収入が出るようになるまではかなり重要な仕事になると思うので頑張りたいと思います。海外から日本への輸入なので、円高の時に強いってのも、Airbnbとのリスクヘッジになってちょうどええです。 

目標はこのイタリアンジョブで築いたチームでヴェネツィア映画祭を目指す事にしよかな。イタリアは飯も美味いし。 

 

harakiri films 今井太郎 

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自主制作映画のブログ始めます

harakiri filmsの今井太郎です。今日からブログを始めます。

去年36歳で10年間続けたサラリーマンを辞めて、自主制作映画プロデューサーになった、経験もない、お金もない、コネもない男がどこまでたどり着けるかというブログにするつもりです。

ブログを始めようと思った動機は不純かもしれませんが、高校の同級生が去年脱サラして今ではブログだけで生活していると聞いたからです。

一方私は、一昨年自分で監督した『無人島』、去年桑水流勇気監督の『山本エリ「復元可能性ゼロ」と化す』、今年は藤村明世監督の『見栄を張る』という映画を製作したのですが、劇場公開やネット配信での集客という壁にぶち当たっています。

ブログでも始めて、アフィリエイトで稼ぎながら、自分たちの作品の宣伝もしたいというのが正直な狙いです。

このブログを読んでいただきたいのは、主に自主制作映画を作っている人ですが、自分たちの作品だけではなく、大阪の自主制作映画を盛り上げるようなブログにしたいと思います。

大阪で自主制作映画を作ってる人のためのブログなんて読む人の絶対数が少なすぎて、儲からないし宣伝にもならないようにも思いますが、かといってせっかくサラリーマン辞めたのにお金のためだけに興味のないことを書くのは面白くないので、まずは自分の好きなことから始めてみます。

このブログは死ぬまで続けてみたいので、皆様、末長くお付き合いよろしくお願いします。