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見栄を張る

『見栄を張る』 6/15〜 和歌山公開!

6月9日より大阪での公開が始まった『見栄を張る』ですが、6月15日より遂にロケ地の和歌山で公開が始まります!

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和歌山ロケ長編映画『見栄を張る』

監督:藤村明世
主演:久保陽香

6/15(金)〜6/28(木) @ ジストシネマ和歌山

上映スケジュール

6/15(金)〜6/16(土)  19:00〜
6/17(日)                   9:40〜
6/18(月)〜6/21(木)   9:40〜 / 19:00〜
6/22(金)〜6/28(木)  未定

ジストシネマ和歌山
http://www.o-entertainment.co.jp/xyst_cinema/wakayama/schedule.html

 

この映画は2015年12月下旬〜2016年1月頭にかけて撮影したのですが、とあるご縁があり、殆どのシーンを海南市、紀美野町、有田川町で撮影しました。

撮影中は海南市、紀美野町、有田川町の皆さまに大変お世話になり、地元の皆さまと一緒に作り上げた映画だと思っています。お世話になった皆さまのご期待に応える為、海外の映画祭で上映したり日本全国で公開して和歌山の風景や人々の美しさを多くの人に観てもらいたいと思い、今まで頑張ってまいりましたが、ジストシネマという大きな映画館での上映という形で戻って来れて作り手としてこんなに嬉しい事はありません。

書きたい事はたくさんあるのですが、15日と16日は藤村監督の舞台挨拶もありますので、劇場にお越し頂き、監督の声を聞いて頂ければと思っております。

そして、和歌山公開を記念して、14日と17日にはこんなイベントも開催します!

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下北沢トリウッドでも17日まで、大阪のシネ・ヌーヴォでは29日まで引き続き上映してますので、お越し頂ければ嬉しいです!

下北沢トリウッド
http://tollywood.jp/tt.html

シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/schedule/schedule1.html

この映画は撮影当時25歳の女性が監督した28歳の女性の物語です。藤村明世監督は是枝裕和氏プロデュースの『十年 Ten Years Japan』の監督の一人に選ばれた注目の若手女性監督です。ぜひ、若い女性に観ていただきたい映画です。

和歌山での公開をきっかけに今まで以上に多くの人に届く事を願っています!

『見栄を張る』プロデューサー
今井太郎

『見栄を張る』6/9〜大阪公開!

こんにちは、harakiri filmsの今井太郎です。Busan Asian Film Schoolの1学期目が終わり、夏休みで一旦大阪に戻っています。

そしてタイミングよく、『見栄を張る』が6月9日より大阪で公開されます!

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藤村明世監督長編デビュー作『見栄を張る』

主演:久保陽香

6/9〜6/15の上映スケジュール
シネ・ヌーヴォ 18:30〜20:05

6/16〜6/22の上映スケジュール
シネ・ヌーヴォX 13:30〜15:05

6/23〜6/29の上映スケジュール
シネ・ヌーヴォX 17:00〜18:35

 

シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/miewoharu.html

 

この映画は第12回CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)の助成作品であり、たくさんの大阪のスタッフとキャストに支えられて出来上がりました。特に藤村監督は東京在住で大阪に知り合いが全くいなかったので、彼女にとって大きなチャレンジになりましたが、やっとお世話になった大阪の皆さんに大きなスクリーンで作品を観てもらえる機会がやってきました。

大阪では2016年の第11回大阪アジアン映画祭でも上映させて頂きましたが、その時見逃した人も、一度観た人も、この機械に観に来て頂きたいです。

3月18日からのユーロスペースと横浜シネマリンでの公開は藤村監督、主演の久保陽香さん始め、宣伝の平井さん、配給の太秦さん、劇場の皆様、東京方面のスタッフのみんな、出演者のみんな、沢山の人のご協力もあり、この規模の映画としては奇跡的なヒットになりました。ユーロスペースでは当初2週間の予定でしたが、1週間延長して頂き、5/26からは下北沢トリウッドでリバイバル上映もして頂いています。

私は釜山の学校に行っていた為、東京の劇場には足を運べませんでしたが、Twitter、Instagram、Facebook、Filmarks等でびっくりする位多くの反響を目の当たりにしていました。

シネ・ヌーヴォには私の住居から近いですので、今回は私も自転車で劇場に顔を出すつもりです。

シネ・ヌーヴォは大阪在住の映画関係者にとって憧れの映画館であり、シネ・ヌーヴォで公開ができるのは、大変嬉しい限りです。ちなみに撮影前から大阪での公開はシネ・ヌーヴォでしたいと思っていました!

大阪での公開も大成功にする為に、大阪の皆さんにもTwitter等で拡散しまくって頂けるとありがたいです。

ハッシュタグ #見栄を張る でお願いします!

この映画が成功するという事は、藤村監督やプロデューサーの私だけでなく、大阪のインディーズの映画制作者にとって大きな意味のある事だと思っています。一つ成功事例ができると、大阪のインディーズ映画シーンがもっともっと盛り上がると信じています。
 

Filmarksでもたくさんのレビューを頂いています!
https://filmarks.com/movies/67470

そして今年のカンヌ映画祭で『万引き家族』がパルム・ドール受賞の是枝裕和監督からもコメントを頂いています。
http://cinefil.tokyo/_ct/17151145

藤村明世監督は是枝裕和エグゼクティブプロデューサーのオムニバス映画『十年 Ten years Japan』の一話『その空気は見えない』(池脇千鶴主演)の監督もしています。
https://www.fashion-press.net/news/39506


私も是枝監督とはカンヌの中華料理屋さんで偶然お会いしたのですが、私の通っている釜山の学校には去年見学に行ったらしく、頑張れと言ってくれて、大変嬉しかったです。

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シネ・ヌーヴォでの上映は6/9〜6/15、シネ・ヌーヴォXでの上映は6/16〜6/29となりますが、シネ・ヌーヴォの方がヌーヴォXよりスクリーンが大きいですので、ぜひ最初の週にシネ・ヌーヴォにお越し下さい。最初の週が毎日満席になれば、翌週からも大きなスクリーンでの上映になるかもしれません!

老若男女楽しめる映画ですが、特に何かにくすぶっている若い女性に観て頂きたい映画です。

映画はお客さんに観て頂いて初めて意味があるものですので、皆さんのお力をどうかお貸しください。よろしくお願いします!

 

『見栄を張る』プロデューサー 

今井太郎

カンヌに行ってきました!

釜山に来てからもうすぐ3ヶ月になります。普段の仕事に加えて、学校での勉強が加わり、『あなたの宇宙は大丈夫ですか』の大阪アジアン映画祭での上映や、『見栄を張る』の劇場公開もあったのでかなり忙しかったのですが、その間にイタリアのFar East Film Festival、 韓国の全州映画祭、そしてカンヌ映画祭に行ってきました。

今回、カンヌに行くきっかけとなったのは、フィリピンのSheron Dayoc監督と進めている企画『My Name is Laila』がCannes Producers NetworkでのSpotlight on the Philippinesというイベントに招待されたからです。 

主な目的は『My Name is Laila』の資金集めでしたが、ついでにMikhail Red監督との企画『Quantum Suicide』、宮崎大祐監督との日比合作企画『あわれみ』、Li Huiyi監督との企画『Keep Me in the Sun』、16ヶ国から集まった21人の若手プロデューサーが作るAFiS短編プロジェクトの売り込みもしてきました。

時間がないのであまり詳しく書けませんが、一番嬉しかったのは、去年と今年ウーディネで偶然出会ったCristina Massaro監督が『見栄を張る』を気に入ってくれたらしく、わざわざ手作りの一冊の企画書をカンヌまで持ってきてくれた事です。

いい企画がたくさん増えて来ているのですが、まずは来年、Mikhail Red監督のSFスリラー『Quantum Suicide』を大阪で撮影したいと思っています!

打ち合わせで忙しく僕は観れなかったのですが、 今年のカンヌで一番評判が高かったのは、Bi Gan監督の3Dアートハウス中国映画『Long Day’s Journey into Night』。可能性は低いと思うけど、富川でも上映して欲しい!

それにしても全州で観たHu Bo監督の『An Elephant Sitting Still』も衝撃的だったし、ここに来て中国の若手監督が台頭してきているのを感じます。

 最後に、カンヌで再会した友達の写真、掲載しておきます!

 

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『見栄を張る』劇場公開スタート!

こんにちは、harakiri filmsの今井太郎です。釜山に来てインフルエンザにかかったり、学校も始まったばかりでばたばたしていたので、告知が遅れてしまったのですが、3/24から僕がプロデュースした『見栄を張る』の劇場公開が始まりました!

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藤村明世監督長編デビュー作『見栄を張る』

主演:久保陽香

3/24〜3/30の上映スケジュール
横浜シネマリン 17:20〜
ユーロスペース 19:30〜

3/31〜4/6の上映スケジュール
横浜シネマリン 16:30〜
ユーロスペース 19:30〜(4/1のみ18:00〜)

横浜シネマリン
https://cinemarine.co.jp/to-prosper/

ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000243

この作品は2年以上前に、藤村明世監督始めスタッフと出演者と和歌山の皆さんと一緒に一生懸命作った思い入れのある作品です。藤村監督がCO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)からもらった助成金で作った映画なのですが、助成金だけでは作れる作品ではなかったので、クラウドファンディングでたくさんの人々にご協力頂き、藤村監督と僕自身もお金を借りたりして作り上げました。

僕は3年前に会社を辞め、インディペンデントの映画プロデューサーとして食っていこうと決めたのですが、すぐにこの企画にめぐりあえて本当によかったと思っています。その後経済的にはかなり厳しい状況が続いているのですが、色々な人に助けられてきました。そして、精神的に頑張って来れたのは、みんなで作ったこの作品を世界中の映画祭に出品して、全国劇場公開を実現させたいという強い思いがあったからだと思います。

藤村監督の強い意思にも支えられてきました。最近はたくさんの若い監督とお付き合いさせて頂いていますが、藤村監督のやると決めた事はやりとげる意思の強さは、僕の知っている監督の中では一番だと思います。この監督はこれからもっと大きな舞台で活躍していくでしょう。

という僕にとってはかなり思い入れの強い作品なのですが、観て頂いたお客さんからTwitter等でたくさんの反響を頂いています。ぜひ、もっと多くのお客さんに劇場で観て頂きたい映画です。横浜シネマリンとユーロスペースは4/6までですが、毎日満席になる位お客さんが来て頂ければ、もっとたくさんの劇場で公開できて、全国の皆さんにも観て頂けると期待しています。

Filmarksでもたくさんのレビューを頂いています!
https://filmarks.com/movies/67470

 そして是枝裕和監督からもコメントを頂きました!

 http://cinefil.tokyo/_ct/17151145

 是枝裕和監督は20年ほど前に「幻の光」を観てからずっと大ファンで、今でも一番好きな邦画は何か聞かれたら「幻の光」と答えてます。そんな是枝監督からコメントを頂けたのは感慨深いです。

この規模の自主制作映画で制作費を回収するのはほぼ不可能なほどハードルが高いのですが、何としてでも成功させて新しい成功事例を作りたいと本気で考えています。この映画が成功すれば、また次の作品に投資できるので、もっとこれからも面白いオリジナル作品を皆さんにお届けできるようになります。持続的に面白い作品を作り続ければ、日本のインディペンデント映画業界の発展につながると信じています。

本来であれば劇場に毎日足を運んでお客さんにご挨拶すべきなのですが、今後の活動の為に釜山のAsian Film Schoolという学校に留学中でビザの関係で一時帰国が出来ません。皆さんには毎日劇場に来て頂けたらうれしいのですが(笑)、ご家族やお友達に猛烈プッシュして頂いたり、TwitterでツイートとRTしまくって頂いたり、FIlmarksにレビュー書いて頂いたりすると絶対大きな原動力になるので、強くお願いしたいと思います。

ぜひ、劇場に足を運んでください!皆さんの期待は裏切りません。老若男女、赤ちゃんからひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんまで楽しめる映画ですが、特に何かにくすぶっている若い女性に観て頂きたい映画です。

映画はお客さんに観て頂いて初めて意味があるものですので、皆さんのお力をどうかお貸しください。よろしくお願いします!

 

『見栄を張る』プロデューサー 

今井太郎

やっぱりイタリア大好き

1年ぶりにイタリアに行ってきました。行く度にもうしばらく来ないかなと思うのですが、イタリアには何かと縁があるようです。

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今回の目的はミラノで高級シーツの商談と、ウーディネのFar East Film Festivalで企画の売り込みと、『見栄を張る』が上映されたヴィチェンツァのWorking Title Film Festival参加です。 

色々とありましたが、大雑把に言うと、イタリアは飯が旨い、人間が陽気、そして女の子が可愛いという事です(笑)

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しかしこの旅で一番心に残ったのは、Working Title Film Festivalで受賞した事よりも、ウーディネでフランスのセールスエージェント兼プロデューサーに「お前の持ってくる企画は予算が小さすぎる」と言われた事でした。

そのプロデューサーと会うのは2回目ですが、準備した資料に自己紹介として「大阪のマイクロバジェットプロデューサー」と書いたのですが、今度会う時にこんな事書いてたらもうお前とは会わないと言われました… 欲がなさ過ぎるそうです。こんな低レベルな奴と会う時間がもったいないという感じがヒシヒシと伝わってきて、ミーティングの後半はほぼ沈黙で彼は忙しそうにメールを見ていました。

彼はカンヌやベルリンに毎年作品を送り込んでいるフランスでもトップクラスのセールスエージェントなのですが、製作費としては低予算だとしても1億円前後をイメージしています。一方、僕の企画は爪を伸ばして1千万円前後を想定しています。 

このギャップが大きい!

ヨーロッパではカンヌを目指すような作品は政府の助成金をもらって、1億円とかの製作費にしてプロデューサーは製作費から会社をやっていけるだけの最低限のギャラをもらうのが普通のようです。一方、日本のインディペンデント映画は製作費を出来るだけ抑えて、プロデューサーは作品を何とか売って次に繋がるように少しでも儲けようと考えるものだと思います。

と僕は考えているのですが、Far East Film Festivalにパネリストとして呼ばれていたオフィス北野の市山さんに幸運にもお話をお聞きする事が出来ました。 

市山さんも、国際共同制作となると、予算はそれなりに大きくなる。問題はヨーロッパからそれなりの助成金をもらっても、そういった助成金のほとんどはポスプロ等でヨーロッパで消費せねばならず、 残りの日本で消費する大きな予算を集めるのが至難の技であると言っていました。

ヨーロッパはインディペンデントでも大きい予算を期待しているけど、日本はインディペンデントでは大きい予算は現実的ではないという事なのかなと思います。 

そういったヨーロッパと日本のギャップでうまく立ち振る舞っているのは、是枝監督や、河瀬監督や、黒澤監督といったスター監督のみのようですが、やりようによっては他の若手の監督にもまだまだチャンスはあると思います。

では僕たちはどうすればいいかというと、僕なりの考えは、日本の若手の監督やプロデューサーがもっと交流して、いい企画を作る事だと思います。今アジアで一番勢いのあるフィリピン勢は、監督やプロデューサーが積極的に交流して、いい流れを作っている感じがします。

後はやる気だと思います。東南アジアの監督やプロデューサーは現実的にカンヌやオスカーを目指しているし、それなりの努力をしています。日本人の若手はどちらかというと、評論家タイプになりがちで、批評はするけど本気でカンヌやオスカーを目指している人が少ない気がします。

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次は大きな企画考えます!

harakiri films 今井太郎 

CO2東京上映展

2月25日〜3月3日まで第12回CO2 (Cineastes Organization Osaka) の3作品を上映するCO2東京上映展が渋谷のユーロスペースにて開催されました。今後に活かせるよう備忘録のような感じでブログ書いてみます。

左から、神原健太朗さん、藤村明世監督、辻凪子さん

左から、神原健太朗さん、藤村明世監督、辻凪子さん

昨年度のCO2助成作品である近藤啓介監督の『食べられる男』、三間旭浩監督の『私は兵器』、藤村明世監督の『見栄を張る』が上映されたのですが、前年度第11回CO2の東京上映展は僕が観に行った時は満席だったので、ある程度はCO2ファンのお客さん来てくれるだろうという楽観的な予想と、もしかしたら誰も来なかったりしてというドキドキ感が入り混じったイベント開始前の気持ちでした。

今回、この上映展を大々的に宣伝する時間とお金はなかったのですし、そもそも映画の宣伝については全く分からないので、限られた人数、時間、お金でどうやってお客さんに来てもらえるかどうかをみんなで考えながら試行錯誤してみました。 

僕がプロデュースした『見栄を張る』に関して念頭に置いていた事は、今回ただ誰でもいいから多くのお客さんに来てもらうのではなく、今後、『見栄を張る』が一般劇場公開につながるようにこの映画を広めてもらえるお客さんに来てもらおう、そして今後の藤村監督の作品につながるように藤村明世ファンを作ろうという次を見据えた作戦です。

『見栄を張る』を観たいっていうお客さんが増えてくれれば、今後劇場公開もしやすいでしょうし、 劇場公開した時にはそのお客さんに来てもらう事を想定して作戦を考えました。そしてそうやって来てくれたお客さんが藤村監督の今後の作品も応援してくれるようお客さんとの長期の関係を築く事が重要なのかなと僕なりに考えています。

こういったイベント上映でお客さんに来てもらうのに、一番有効なのは著名人をトークゲストとして招く事かと思い、誰を呼ぼうかずっと考えていました。しかし著名人に来てもらうお金もコネもなかったという事もありますが、今回は特にゲスト目当てではなく『見栄を張る』を観る事を目的として観に来て欲しいですし、ゲストを呼ぶにしても今後この作品をずっと応援してくれる人にお願いする事が重要だと思い、関係者中心に候補を考える事にしました。

そこでみんなで出した答えが、シンプルに藤村監督と主演の久保陽香さんに 登壇してもらい、司会としてこの作品をずっとフォローして下さっているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の神原健太朗さんをお招きする事でした。

残念ながら久保さんは大事な映画の撮影と重なってしまい来れなかったのですが、1回目の上映にはチョイ役で出演してもらっている辻凪子さんに登壇してもらいました。チョイ役とはいえ出演者が登壇する方がお客さんも喜んで頂けると思いましたし、辻凪子さんも登壇すれば自分の出ている作品を今後応援しやすいだろうと思っての策略です(笑)

『見栄を張る』はCO2助成作品といえど、実質的には超低予算の自主制作映画ですので、誰でも知っているスターが出ている訳ではありません。こういった自主制作映画が好きな人は限られているでしょうし、その中でもこの作品を気に入ってくれる人やそうでもない人に分かれるのが普通です。それでも、『見栄を張る』を前から観たいと思ってくれてたり、観たら気に入ってくれるであろうお客さんはなんとなくの感覚ですが東京に1,000人以上はいるはずだと思います。 

そういったお客さんに確実に情報を届ける事が重要だと思いました。『見栄を張る』観たかったけど上映やってるの知らなかったとか、こういう自主制作映画好きだけど『見栄を張る』という作品の存在を知らなかったとか、せっかくのチャンスを逃す事は極力減らしたい。僕も映画は多く観る方ですが、それでも観たかった作品がいつの間にか上映終わってるって事はよくあります。

また、好き嫌いはあって当然ですが、過大広告であったり間違ったターゲットへの宣伝をして、テイストの合わないお客さんをたくさん呼んでしまい悪い評判を流す事になると、今回の上映には人は入ったとしてもお客さんの信頼を失い今後の活動にマイナスになると思います。

東京都に住んでいる1,400万人の中から1,000人という極わずかなターゲットに確実に情報を届ける最も有効な方法は、答えは分かりませんが、色々と考えてみました。 

ユーロスペースに普段から通ってる映画好きの人々や、藤村監督の周囲の人々は今後も応援してくれる可能性が高いので、ユーロスペースでチラシを配ったり、藤村監督からのSNS発信には藤村監督自身に力を入れてもらいました。よく考えればチラシ配りとSNSは基本中の基本ですが、みんながやってるからといって何も考えずにがむしゃらにやるのと、ちゃんと考えてやるのとではチラシの配り方やSNSの発信の仕方が変わってくると思います。

結果、1回目の上映は日曜のレイトショーにもかかわらず70人近くのお客さんに来て頂き、2回目の上映はなんと144席の劇場が満席になり立ち見もでました。 

立ち見のお客様には申し訳なかったですが、この光景は嬉しかったです。

立ち見のお客様には申し訳なかったですが、この光景は嬉しかったです。

こういった作戦が実ったのかどうかは分かりませんが、藤村監督の友達がたくさん来ていたのは事実で、藤村監督の頑張りに脱帽です。 

『見栄を張る』は去年の大阪アジアン映画祭とSKIPシティ国際Dシネマ映画祭でも上映されたのですが、その時から次につながる宣伝を心がけてきました。そういった次を見据えた作戦と地道な努力も少しは貢献したと信じたいです。 

『見栄を張る』の次の上映は下記の通り4月の高崎映画祭ですので、東京上映展を見逃した方やもう一度観たいという方は是非この機会にお越しください!

第31回高崎映画祭
「監督たちの現在ー進取果敢な人々ー」 部門 正式出品

『見栄を張る』
監督・脚本:藤村明世
出演:久保陽香/岡田篤哉/似鳥美貴/辰寿広美

上映スケジュール
4/6(木) 11:00〜12:33 @ シネマテークたかさき
4/7(金) 19:00〜20:33 @ 高崎シティギャラリー

高崎映画祭ホームページ
http://takasaki.film.gunma.jp/forward-looking/247/

そして一般劇場公開が早く実現するよう、Twitter(ハッシュタグ #見栄を張る)で皆様のお気持ちを拡散して頂いたり、正直な意見で構いませんのでFilmarks等のレビューサイトにコメントして頂ければありがたいです。

https://filmarks.com/movies/67470

今後とも応援よろしくお願いします!

harakiri films プロデューサー 今井太郎

自主制作映画のノイズリダクション

前回書いた『見栄を張る』のカラーグレーディングが終わり、ノイズリダクションという作業をしているharakiri filmsの今井太郎です。

この作品はパナソニックのAG-DVX200というカメラを使って4Kで撮影したのですが、またまた大きな問題が待っておりました。

撮影した素材にノイズがたくさんあるのです。暗い所や黒い部分にざわざわっとしたノイズがたくさんあるのです!

昼間に外で撮影したり、室内でも外の光がたくさん入っていれば、すごい綺麗な映像になるカメラなのですが、なぜか暗部のノイズが目立つのです。

最初はV-logで撮ってるからノイズが多く見えるだけで、ポスプロでノイズは消えると聞いていたのですが、甘かったです。

下記のリンクからパナソニックの公式動画が見れるのですが、開始30〜40秒位の部屋の中の暗いとこのノイズ多くないですか!?

そして、パナソニックのホームページにV-logで撮影すると暗部のノイズが多いからノイズの除去が大変だよと書いてあるのです!しかし、この記事がホームページに掲載されたのは今年になってからで、撮影していた年末年始にはこんな情報はなかったのです…

http://panasonic.biz/sav/dvx4k/pdf/ag-dvx200_tech_brief_vol6_jp.pdf

ノイズがあまりにも目立つので、実はパナソニックに電話してみました。そしたら返答は、「暗部のノイズですよね。最新のファームウェアで改善されているので試されましたか?」との事。もう既に撮影してしまったものはどうすればいいのか聞いたら、ポスプロの事は分からないので、ポスプロの専門家に聞いてくださいとの回答でした。

ネットで調べても難しすぎて意味がわからず、ポスプロの会社に頼むお金もなく、途方に暮れていたら、またイタリア人のアルドさんが助けてくれました!

Neat Videoというノイズ除去のソフトを見つけてくれて、難しい使い方もすぐに習得して、ノイズが削減される事になったのです。

https://www.neatvideo.com

 

ちなみに下の動画がノイズ除去前と除去後の比較の動画です。YouTubeだと分かり難いのですが、除去前の動画はノイズがざわざわと動いているのが見えますでしょうか?

という事で苦労はしたのですが、カラーグレーディングに加えて、自分たちでノイズリダクションまでできるようになってしまいました。この後、画像をシャープにしてコントラストをいじると、もっと綺麗な動画になります。

せっかく苦労したので、DVX200で撮影してノイズが多くて困ってるって人がいたら、ノイズ除去の仕事も承ります!