こんばんは。harakiri filmsの今井です。

映画『同じ下着を着るふたりの女』の横浜公開を記念して、7/29の21時から同作のキム・セイン監督と『空(カラ)の味』の塚田万理奈監督の対談を下記YouTubeにてライブ配信します。

塚田監督の『空(カラ)の味』は日本のインディーズ映画で今までで一番衝撃を受けた映画です。キム監督の『同じ下着を着るふたりの女』は韓国のインディーズ映画で今までで一番衝撃を受けた映画です。




私は外国の映画を観るのが好きなのですが、それは自分の知らない世界を映画を通して勉強できるからです。同様に、女性監督の作品や若手監督の作品が最近特に面白いと思っています。それは、自分の知らない世界、自分の知らない価値観、自分の経験した事のない感情等を、映画を通じて感じる事ができるからです。

harakiri filmsでは塚田監督の『空(カラ)の味』の配信をお手伝いし、『満月』『世界』『刻』の製作をしています。Foggyではキム監督の『同じ下着を着るふたりの女』の配給をしています。




最近になって気が付いたのですが、『空(カラ)の味』と『同じ下着を着るふたりの女』には多くの共通点があります。




まず監督が1歳違いで、両作とも監督の長編デビュー作です。『空(カラ)の味』は田辺・弁慶映画祭で4冠、『同じ下着を着るふたりの女』は釜山国際映画祭で5冠を受賞しています。

そして両作品とも、監督自身の体験、家族との関係、友人との関係をベースに描かれています。『空(カラ)の味』はより監督の実体験をリアルに描いていて、『同じ下着を着るふたりの女』は実体験から着想を得た新しいフィクションとして描いているとそれぞれの監督からは聞いています。




表現方法は違えど、この2作の監督の声はずっしりと重たく、特に若い女性からの共感の声をよく聞きます。ですので特に若い女性に観て頂きたい2本です。

塚田監督の『空(カラ)の味』は7/29まで以下のリンクにて無料配信していますので、この機会にぜひ観て下さい!

https://youtu.be/qkNUnFNA29A

韓国語字幕、英語字幕、スペイン語字幕、ドイツ語字幕もありますので、全世界の人々に観て頂き、感想をお聞きしたいです。



キム監督の『同じ下着を着るふたりの女』は横浜のシネマ・ジャック&ベティにて劇場公開中です。

シングルマザーの母親と2人暮らししているアラサーの娘が、いつものように母親と親子喧嘩した結果、母親に車に轢かれるという衝撃のシーンからストーリーは始まります。虐待する母を憎みながらも母に依存し母の愛を確かめようとする娘と、母親としてではなく一人の女性として自分を見てもらいたい母親の物語だと僕はとらえています。

娘の同僚役のチョン・ボラムさんはそれぞれの登場人物が自分たちの人生を歩みだす一歩を描いた映画だと言っていました。

西川美和監督が「映画史上最高に暗いだろうと思われるあの停電のシーン」と絶賛していたエンディングシーンは、劇場でしか味わえない貴重な体験ですので、ぜひ以下リンクよりチケットを予約してジャック&ベティでご鑑賞頂ければ幸いです!

https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/3258/



そしてそんな2人の対談が7/29の21時から以下のURLにてライブ配信されます。

https://www.youtube.com/live/RarucMgTcAA?feature=share



まだ具体的な対談内容は決まってませんが、両監督が質問をぶつけ合い、視聴者の皆様からのご質問に答えてもらう感じで考えています。視聴者の皆様との交流が大切だと個人的には思っていますので、皆様からのご質問お待ちしております。

という事ですが、ぜひジャック&ベティで『同じ下着を着るふたりの女』を観てこの対談をご視聴頂くか、この対談をご視聴頂きジャック&ベティで『同じ下着を着るふたりの女』を観て頂ければ本望です。



harakiri films / Foggy

今井太郎